初夏の風薫る季節。今年で5回目を迎えることになった軽音楽部の定期演奏会が、5月8日(日)、三田市内のフラワータウンセンター市民ホールを会場に開かれました。
日頃放課後ともなると、東館の周辺からはギターやベース、ドラムスの伴奏にのせたボーカルの元気な歌声が聞こえてきます。軽音楽部の部活練習なのですが、その熱心さには近年ますます拍車がかかっているようで、いくつものバンドの奏でるサウンドが入れ替わり立ち替わり、日が暮れる頃まで響いています。
そんな軽音楽部の地道な努力の成果を一人でも多くの人に聴いていただける場、一年を通じての最大のイベントがこの定期演奏会です。
部長の挨拶で幕を開けたステージには、28人の部員からなる7つのバンドが登場。中学生が結成したバンドも含めて、それぞれがこの日まで磨いてきた腕をJ-POPやロック、フォーク等の曲に託して披露すると、ステージ前には本校生を中心に大勢のお客さんが詰めかけ、会場は早くからノリノリの空気に包まれました。
トリにはこのステージで部活に有終の美を飾る、高3男子4人組のバンドが出演。感無量の気持ちを十八番のメロディやリズムに込めて演奏し、会場からは割れんばかりの拍手喝采を浴びていました。
OBOG7人と近隣の他高校からも友情出演を得て、終わってみれば5時間近くにも及んだ定演。来年もさらに熱く楽しいステージを繰り広げてくれることでしょう。